おいしい 青汁

おいしい 青汁
先日近所のスーパーのイズミヤでおいしい青汁900mlを見つけたのだが、さすがにそれを買う勇気はでずに眺めているだけだった。見る度に裏の会長としての義務と恐怖心との板挟みで苦しい日々が続いた。この缶の青汁を見つけたときは至福の喜びを感じた。さて試飲だ。一口飲んだその瞬間昇天してしまった。八名信夫に騙された。'不味い!'なんて言葉なすら出ない、うなるぐらいだ。臭いは所謂、野菜ジュースなんだが。全毒連の歴史の残る究極の一品。あのうっちん茶、だからごぼう茶をもしのぐであろう。
会長補足:フジテレビの「笑っていいとも」で96年11月現在、クイズの罰ゲームとして青汁を飲まされるという恐ろしげなイベントをやっているが、出演者の表情を観察してそれほどまでにまずい飲料であるなら、一度飲んでみなければなるまいと思っていたし、テレビのCMでも「まずーい、もういっぱい」とやっているので、さぞかしすごいものと予測はしていたが、これほどとは。
遠い昔、家の近所にはまだ空き地がたくさんあって、雑草もたくさんはえていて、季節感あふれる草花が幼少の記憶を彩っていた。そのころ、ままごと遊びとか「実験」と名目つけて「雑草汁」を作って、新聞広告の裏面にあどけない芸術作品を描いてみたり、その雑草汁を戯れに飲んでみたことがあったと思う。そう、あれである。あの味と匂いである。圧倒的なセロリとパセリの味と匂い。飲むときに鼻をつままなければ飲めない飲料というもの初めてである。裏の会長は二口以上飲んだらしい。偉いぞ。
缶には「ブロッコリー、シソ、ヨモギ、など新鮮な8種の野菜を、飲みやすく仕上げた100%飲料です」「砂糖・食塩は一切使用しておりません」「つめたく冷やすと一層おいしく召し上がれます」と虚しくうたわれている。
裏の会長は「+」を三つつけていたが、「++」は計測不能を意味しており、例外なく「++」の表記としました。
販売(開発)者サンスター
悪税別価格100円?
種別青汁
成分野菜(ブロッコリー、セロリ、レタス、ほうれん草、キャベツ、パセリ、シソ、ヨモギ)、りんご、レモン、クチナシ色素
毒物度★★★★★++
報告者会長,裏の会長
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