私はいわゆる醸造酒が好きで、ワイン、日本酒、ビールを好んで飲みます。残念なことに、戦後、日本では醸造酒に工場で生産したアルコールを混ぜて早く、安く酒を造ることが一般的になってしまいました。それでも、おいしければ文句はないのですが、ほとんどの場合、アルコールのツンとした匂いがするのです。
そんななかで日本酒では純米酒がビールではMALTSのような100%モルツがおいしく飲まれるのですが、逆にアルコール入りのあっさりした(物足りない)味のほうが大衆受けしたりしてます。
このサッポロClassicは北海道限定の100%モルツビールです。味わいは同じサッポロのエビスビールより軽く作られ、非常に飲みやすく、それでいてアルコールやコーンの臭みが全くない、国産ビールはすべてこれをお手本にしろと言いたくなるような完全に近いビールです。
残念なのは北海道でしか手に入らず、毎年帰郷する度にビール浸りになっています。かつてサッポロはサントリーのMALTSが売れた時に、同じような製品を発売して見事に玉砕していましたが、あれとは微妙に違う味です。はっきりいってあのMALTSモドキはなんの特徴もない生ビールでした。サッポロファンの私も2・3回飲んだだけで、サントリーMALTSやエビス、黒ラベルを飲んでいました。このサッポロClassicはそのままのデザインと味で、エビスと同じ路線で売り出せば、かなり当たると勝手に考えています。
販売(開発)者 | サッポロビール |
悪税別価格 | 260円 |
種別 | 生ビール |
成分 | 麦芽、ホップ |
うまい度 | ★★★★★ |
報告者 | 会長 |
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